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東洋のベガス」光と影 マカオ カジノ活況、建設ラッシュ
カジノ目当てに中国本土から訪れる観光客が急増し、渡航者数で香港に追いついたマカオで、カジノ併設の高級ホテルなど新施設の建設が急ピッチで進んでいる。米ラスベガス・サンズ社が世界最大級のカジノをもつ巨大な「ベネチアン・マカオ・リゾート」を8月にオープンさせた。さらに今後10年間で大小60以上の宿泊施設が開業する見通しだ。一方、交通手段など観光客向けインフラ整備や、急増するホテル従業員の住居不足などの問題も浮上している。(マカオで、ジャーナリスト・中島恵)

 昨年の域内総生産(GDP)が前年比24・1%増と急成長したマカオには、ビッグプロジェクトがめじろ押しだ。3年前に外資系のカジノ進出規制が緩和され、米国系のウィン・マカオが昨年オープン。今年は8月末に投資額2500億円という世界最大級のリゾート施設、ベネチアン・マカオが開業した。3000室すべてがスイートルームというホテル、国際会議場などを併設した。

 面積28平方キロと東京都世田谷区の半分程度のマカオは、中国広東省から続くマカオ半島と、タイパ、コロアンの両島からなる。

 特に最近、開発が進んでいるのは、両島の間を埋め立てて造られたコタイ地区。サンズ社が同地区の約4平方キロの土地をマカオ当局から借り受けた。今後総額120億ドル(約1兆3800億円)を投資、フォーシーズンズやシェラトン、シャングリラなどの高級ホテルが順次完成する。

 サンズのエイデルソン会長は「ここを東洋のラスベガスにしたい」と豪語する。2005年には30の建物や広場が世界遺産に登録され、観光地としての魅力も増した。

 ≪不動産バブルに人材難も≫

 建設業やサービス業の雇用は拡大する一方で、ベネチアンだけでも雇用者数は数万人に達するという。このためマカオの住宅も建設ラッシュだ。「現在1万4000室あるホテルの客室数に加え、3年後にはさらに2万4000室増える予定だ。ホテルで雇用する従業員分だけでも住宅の数は不足する」。マカオで外国人向けに不動産ビジネスを手がけるホープウィル投資管理の堀明則社長は、こう話す。

 堀氏によると、マカオの平均的な新築物件はマンションなど約100平方メートルの部屋で約4500万~1億円。不動産価格は年20%増のペースで伸びている。香港の富裕層が投資用に購入するケースもあるという。

 香港系の不動産会社では、「世界中の投資家が高利回りを求めてマカオにやってくる。平均的な物件価格はまだ香港の3分の1。隣接する中国広東省珠海はさらにマカオの3分の1だ。不動産価格はますます高騰する可能性がある」と話す。

 一方、こうした活況の裏で、労働力不足や交通渋滞などの問題も表面化している。旅行業者などによると、ホテル間では従業員やカジノのディーラーの争奪戦が激化。香港のホテルやレストラン業界から2000人以上が引き抜かれている。

 観光客の間には入境手続きに時間がかかる、タクシーの台数が少なすぎる、といった不満もくすぶる。旅行業者は「発展のスピードにインフラやサービスが追い付いていない」と嘆いた。さらにカジノ活況の恩恵にあずかれない市民の不満も蓄積しており社会不安を抱えている。経済成長の早すぎるスピードを光とすれば、それに振り回される影の部分も大きいというのが現実の姿だ。

 1999年12月の中国への返還から間もなく8年。マカオ当局のカジ取りも、一段と重要になってきた。

フジサンケイビジネスアイから
 そんな急激な成長、今後どうなるんだろっ。
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