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資料を見せて一方的に話すだけになりがちなプレゼンテーションを、参加者との議論を深める場にするソフト「ボーダレスキャンバス」を東京大学が開発。同大大学院の学生9人が参加した模擬授業で5日、システムを公開した。聞き手もパソコンを持って発表資料を共有し、気になった言葉に線を引いたり、分からない場所にクエスチョンマークを書き込む。書き込んだ内容は発表者も含めて全員が見られる。

 従来のプレゼンテーションは、前後のスライドの関係性が分かりにくかったり、理解する前に次に進んでしまうことがある。「ボーダレスキャンバス」では、聞き手は手元のパソコンで資料を見られるため、振り返って前のスライドに疑問点を書き込んだり、先のスライドに印をつけることができる。発表者も、聞き手が関心を持っている点が分かる。タブレット型パソコンを使う場合は専用ペンで書くが、マウスでも使える。同大の栗原一貴・特任助教が大学院時代から開発してきた教育現場向けプレゼンソフト「ことだまレクチャー」に、共有機能をつけた。

 この日の模擬授業で、学生たちは互いの発表を聞きながら資料に線を引き、発表者と意見交換していた。文章でコメントを書き込むと、読みにくくなるため、授業では、同意の場合にはニコニコマーク、疑問点はクエスチョンなど、いくつかのマークを決めているという。学生の書いた字は、画面上は誰の字か分からない。

 授業に参加した中国からの研究生、程琳(テイ・リン)さんは「これまでは、自分が発表する時は徹夜して資料を読むが、他の時は聞くだけだった。このシステムを使うと、発表者と同じように資料を読んでこないと参加できない。質問もしやすい」と評価した。

 授業担当の山内祐平准教授は「文献を読んで発表する授業では、受講者が20人くらいでも意見を言う学生は2、3人。だが、このソフトを使うと全員が意見を言う。同じ所に線を引いても意見が違うケースもあり、議論が精緻(ち)になる。教員も、ここに線を引いたのは誰なのか、わくわくする」と話した。

 同ソフトはマイクロソフトの寄付研究として開発。07年3月の問題発見力を身に付ける「ビデオ・エクスプローラー」、同11月の読解力を育成する「eジャーナルプラス」に続く3つ目のソフトとして発表した。来年3月4日からオープンソースとしてマイクロソフトのサイトで無償公開する。【岡礼子】

2008年12月5日 毎日新聞

日本は取り組むの遅いですよねぇ
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