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大学を目指す中高年が増加 '06/7/16


 ▽「団塊世代」の大量定年見越し、社会人入学枠拡大

 大学を目指すシニアが増えている。二〇〇七年に始まる「団塊世代」の大量定年を見越し、中高年対象の入学枠を設ける大学も現れ始めた。広島市では社会人学生やOBがネットワークを組み、学習支援の輪を広げている。(石丸賢)

 今年三月まで広島市役所の課長補佐だった花園和伸さん(57)=同市安佐南区=は今、龍谷大(京都市)の文学部三年生。読書で垣間見た仏教の本質を究めたくてたまらず、定年まで三年残して退職した。「人生八十年といっても、気力や体力を考えれば残り時間はわずか。子ども二人が社会に巣立ち、最後のチャンスと思った」

 仕事を持つ妻は広島に残し、六畳一間の学生アパートで単身生活を送る。授業の合間も図書館に通い、文献を読みふける日々。「仕事がてらの勉強だと打ち込めなかった。今は充実している」と満足げだ。

 文部科学省によると、二〇〇五年度入試で全国七百二十六大学の約65%、四百七十五大学(千十七学部)が社会人特別選抜を行った。広島大(東広島市)が「フェニックス入試」と呼び、〇一年度に国立大で初めて設けたシニア枠は、関西国際大(兵庫県)や長崎ウエスレヤン大(長崎県)など私学にも広がる。日本私立大学協会は昨年秋、「団塊世代の取り込みがキャンパスを活気づける」とする中間報告でシニア学生の学費減額などを提言した。

 広島大文学部一年の藤田孝市さん(55)も「フェニックス」学生。「丁寧か粗野か、言葉遣いの違いが個人や社会の心理、行動にどう影響するのか、長年の疑問をきちっとした論文にしたくて」。千葉県で営んでいた進学塾をたたみ、公務員の妻は残して入学した。

 「学ぶのがものすごく楽しくてうれしい」と語る表情はすがすがしい。「この年になると自分の型ができて、いやなものを自然と避けていたんだなあと今は思える」。苦手と思い込んでいた英語も面白くなってきたと言う。「同世代に言いたい。前向き、積極的になれば、世界が変わってくるよ、と」

 広島大では六年間に計四十六人の社会人が「フェニックス」方式で合格した。入学センターの杉原敏彦教授(51)は「社会人学生の向学心には頭が下がる。人生経験に裏打ちされた研究テーマに応えられるよう、支援したい」と見守る。同センターは八月十九日午後二~四時、広島市中区の同大東千田キャンパスでフェニックス方式の説明会を開く。Tel082(424)6172。


中国新聞より

 年をとって、色々やろうと思うのかもね。若い時って、どうしても遊ぶことしか考えないし。
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